11月24日 長島愛生園訪問

1930年(昭和5年)に日本初の国立療養所として瀬戸内海にある離島「長島」に、国立ハンセン病患者収容施設がつくられた。

「ハンセン病はすぐ感染する恐ろしい病」という国のキャンペーンにのって鳥取県も「無ライ県運動」を推し進め、ハンセン病患者や家族は差別され、苛酷な生活を強いられた。その反省に立ち、毎年県民と共に県議会として訪問し、このような差別を二度と繰り返さないことを誓ってきた。

今日の訪問の中で悲惨な生活の現場であった施設を見学し、元ハンセン病患者の方のお話を聞いた。心に染み入る重い話でありながら、その苦難の日々を明日の力につなげて希望を見出して来られた姿に私たちの方が力をもらった一日だった。

施設に入所した人をクレゾール液の風呂で消毒した。

首までつかるために深い風呂になっている。