3月14日 男女共同参画セミナー「コロナと向き合った一年そしてこれから」
3月14日 午後1時30分~3時20分 場所:鳥取市福祉文化会館 男女共同参画セミナー「コロナと向き合った一年そしてこれから」を開催しました。
※コロナの 波を大きく受けた三名のゲストにお話を伺いながらみんなでトークをしました。
1 民泊オーナー 日出嶋香代子さん 「宿泊業について」
2020年4月以降は民泊をストップし収入ゼロ。持続化給付金でなんとかしのいだ。手続きはなかなか困難で苦労した。お客がゼロになり、その間は地域の子供食堂のボランティアをした。10月以降は民泊を再開したが、以前は海外からのお客様が多かったが、現在は国内在住の外国人や日本人に限られる。
2 タイム(とっとり国際交流連絡会)会長 西川信彦さん 「外国人支援について」
鳥取に住んでいる外国人の多くは留学生や研修生など。この一年、外国人=コロナという偏見も時々ありつらい思いをされた方もあったが、一番つらかったのは”孤立”。日本の人と交流する場がなく、孤独を感じた。このような人にも出会いや交流の機会を作るため感染予防をきっちりしっかりして国際交流の”タイムフェスティバル”を開催した。感染の予防や心配は大変だったが、みなさんから喜ばれ、開催をして良かったと思う。偏見なくまずお互いに知り合うことが大事だと思う。
3 Tottori mama’s 代表 中井みずほさん
Tottori mama’s はママたちが孤立しないように民間団体として活動している。ママや子どもたちへのイベント、地域の人との交流イベントなどを行ったりしている。ステイホームで家族が一緒にいられる時間が増えることはプラス面であったが、子育てや家事が女性に偏ったり、自由な時間がなくなりストレスが増えるなどのマイナス面もあった。ママ達は家に閉じこもり”孤立”ではなく、直接会って話すことで気持ちが楽になるのではないか、とても大事なことだと感じた。
その後、参加者とのおしゃべりタイム。輪になって感想を共有したり、新型コロナウイルスではじまり新型コロナウイルスで終わった一年を通し今年一番腹立たしかったこと、びっくりしたことなどを話し合いました。 参加者のみなさんからは下記のような感想やお話がありました。
・入院中の家族の面会に行けない日々が続いた。”孤立”を生む新型コロナウイルスは身体的にだけでなく、大きく心を傷をつけた。
・誹謗中傷などの感染者=加害者のような扱いはつらい。自分の軽い風邪症状にも過剰反応をしたりストレスで疲れた。友人と会って話すという他愛もないことに喜びを感じ、普段の生活の大切さに気付いた。
・PCR検査を受けた。ただの風邪と思いながらも、出かけたらカレンダーに記入することを一週間続けたが面倒になり、出かけないようにしたがすごくストレスを感じた。
・娘が持病があるため感染はとても恐怖だった。この一年、現状維持で過ごせたことが当たり前のようだが本当に良かったことだと感じている。
・息子が工作で「ワクチンができた」と見せてくれた。そして息子が「心に塗ってね」と言ったことが忘れられない。
ゲストの皆様、参加者の皆様本当にありがとうございました。