10月27日【島根視察】鳥取県議会「会派民主」・島根県議会「民主県民クラブ」合同研修会 ①安来市加納美術館

今回美術館は改修のため閉館中だったが、画家であり平和運動に一生をささげた加納莞蕾の話を娘にあたる名誉館長の加納佳世子さんに聞いた。

加納莞蕾は戦犯として収容されていた日本兵105名の釈放嘆願書をフィリピン キリノ大統領に送り続けた。妻子は日本兵に殺されたにも関わらずキリノ大統領は「許しがたきを許す」ことで子ども、孫の世代まで憎悪を受け継がせないことを願い、日本兵戦犯の釈放を決断した。「日本は平和を追求する隣人となるべきである運命である」との言葉と共に。

今回館内展示は見られなかった。しかし、画集で見た加納の絵はモダンで情感にあふれている。

加納莞蕾の絵からは平和を、愛を、人間らしさに価値を置いていることが伝わってくる。