9月12日 鳥の劇場

コロナ感染予防対策をしっかりとして鳥の演劇祭り13が始まりました。

鹿野のあちこちの会場で鳥の演劇祭のイベントが行われていますが、受付は本部の一か所のみ。検温、住所、氏名、連絡先を書き、検温をした照明のリストバンドをして各々の会場へ行きます。予防対策を徹底していると感じました。

今日はまず「池本喜美写真の世界」に参加しました。

自身の撮ってきたスライドショーを2つ見せながら写真とは何か、何を語るのかという講演をされました。印象深かったのは「写真はその人の人格が全てがでる」「写真は技術がいるが、本当に必要なのは”心”だ」と話されたことでした。強烈な個性を持ちながらも自分が良いと思う事を素直に従って歩んでこられていると感じます。とても情緒的なアーティスト!!

 

次に、日本チャチャチャ鳥の劇場「野外劇場」に参加しました。

戦後復興の中、利益ばかり追求していく人々の中に本当に大切なものは…と問いかけてくれる作品です。この作品は、昨年にも鳥の劇場の役者さんが演じましたが、その時は翻訳の仕事や通訳をお手伝いしましたが、演出をした中嶋諒人さんは連日炎天下でリハーサルをしながら、「人間のエネルギーの壮大な無駄遣いだなぁ」と感じたという。彼は「無駄でないものは何かの為にする手段に過ぎない。現代芸術は無目的性が核心にあり、野外の営みはそれをビンビン感じさせる。命を不安と不満のあふれた世界で演劇の仕事も”エッセンシャル”と思ってもらえたら」と話す。私もまったく同感だ。