6月12日 クオータ制を推進する会からのメール

クオータ制を推進する会からのメールをご紹介します。

6月10日、今国会で「政治分野における男女共同参画推進法」改正が全会一致で可決成立いたしました。

5月18日の推進法施行後3周年の院内集会では、Qの会として議連を応援しながら、各党に改正案の速やかな審議成立を強く要望したところでした。

成立までの国会の動きを振り返ると、5月18日の議連総会では与野党・全党が一致した改正案が取りまとめられ、あとは衆議院に提出の運びとなり、私たちも喜んでいたところ、所掌する衆議院内閣委員会では土地利用法等の閣法の日程が詰まっており、6月4日には今国会での成立を見送るとされました。

そこで議連幹部の皆様が急遽、強力に動かれ、急転直下、与野党で先送りから一転、7日には参議院内閣委員会の理事懇で、委員長提案の形で参議院に提出することが合意され、審議入りとなりました。

そして9日には参議院内閣委員会、参議院本会議、午後の衆議院内閣委員会、10日の衆議院本会議で可決成立となりました。

改正案の内容では私たちの求めていた「男女の候補者が均等になるよう」数値目標等を政党に求めた努力義務を「義務化」する項目は全党で一致できず、今回は触れられておりません。

付帯決議の項目の条文化で、「セクハラ・マタハラ」が障壁になっていることから、国・地方自治体に防止策を求めることが明記、また研修や相談体制の整備が盛り込まれています。